18日限定朱印
【金剛密迹(こんごうみっしゃく)】

10月18日から頒布される毎月18日限定朱印はいわゆる「仁王様」です。
仏教の守護神である天部の一つで、サンスクリットではVajradhara(ヴァジュラダラ)と言い、「金剛杵(こんごうしょ、仏敵を退散させる武器)を持つもの」を意味します。
仏に仕えて、仏の秘密の事迹を聞くことを願いとしています。
口を開き怒りの表情を顕わにした阿形(あぎょう)像と、口を閉じ怒りを内に秘めた表情の吽形(うんぎょう)像の2体一対として、寺院の表門などに安置することが多いです。
一般には仁王(におう、二王)の名で親しまれています。
仁王、金剛力士、執金剛神、那羅延・密迹(ならえん・みっしゃく)等々、様々な呼び名があり、東大寺法華堂の仁王像は、阿形像が「金剛力士」(こんごうりきし)、吽形像が「密迹力士」(みっしゃくりきし)と呼ばれています。
久渡寺では本堂入口内部にお祀りしております。

こんごう‐みっしゃく 【金剛密迹】
金剛杵(こんごうしょ)を持ち、仏教を守護する鬼神。寺の門に安置する仁王。密迹金剛。金剛密迹天。
※観智院本三宝絵(984)下「仏よそにしてしろしめして金剛密迹をつかはしておはしめ給ふに童の頭を打ちて殺しつ」 〔首楞厳経‐七〕